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2007年7月アーカイブ

 今年も早、後半戦です。やっとレコーディングも終え、ホッと息つく間もなくバタバタと、タビで出たり入ったりしております。ちょっとバテてるかな・・・?

 今回の企画アルバムは「夕張応援チャリティーカバーアルバム」と題したとおり、夕張への支援の一つとして制作されました。私にできること、歌でできることは何だろう・・・?。とりあえず歌で元気になってもらおう、そしてそれが支援につながれば・・・そんな思いで、初の邦楽カバーへと結びつきました。事務所、レコード会社の協力を得て、皆で相談した結果です。

 誰もが知っている、聞き覚えのある曲でまとめよう。自然に耳に、心に入って行けるように・・・皆の意向でした。この際、『北海道』でまとめるのはどうだろう。北海道にはすばらしい、名だたるアーティストが大勢いるじゃないか。皆が知っている名曲が沢山あるじゃないかと、方向が定まって行ったのです。

 松山千春さん、中島みゆきさん、安全地帯、ドリカム、グレイ、ユキと、年代も幅広く選曲しました。(昨年初めて仕事で会って、仲良くなった大黒摩季さんは曲の許諾の問題で断念しました)そして私もどさんこの一人として、セルフカバーの一曲を入れさせてもらいました。(おまけかな?)

 さて、曲も決めてはみたものの・・・幅広いジャンルの上、個性の強い『歌』をどんな風に仕上げるか・・・ここからが大変です。これらの曲を一体どんなステージに乗っけるか・・・?。全員の一致したイメージは、『馴染みやすい』『心地よい』『やさしくて聴きやすい』そんなサウンド。アコースティックを基本にまとめる事に決まりました。

 フタを開けてみたら見事に、初対面のアレンジャー、ミュージシャンばかり。どうして今まで遭遇しなかったのか不思議なくらい、ウマが合いました(年代が下だから?)。曲も去る事ながら、個性的な人たちばっかり!。おまけに才能、実力、人柄もすばらしい。そして面白いの!!!。なんと、北海道出身の人も多かったのが又、不思議な縁だったのかも知れません。皆さん本当に、良くやって下さいました。時間のない中精力的にかつ、愛情をもって作業して下さったのです。心から感謝しております。こうして皆の思いも一つになって、完成を迎えたのです。

 出来上がってみたら、私の中の不安も心配も吹き飛んでしまいました。すばらしいじゃないの!(自分で言うのも何ですが)。とてもいいアルバムに仕上がり、自信を持っておすすめ出来る一作となりました。いい出会いもあり、新しい発見もありました。短い期間の中での集中力と持続力、責任と信頼感。あらためて、一丸となった人の力の大きさを再確認できたレコーディングとなりました。後は、できるだけ多くの人の耳に届くよう願うばかりです。そして凝縮された皆の思いが届きますように。