ニューヨークは面白い所だと、つくづく思った出来事がいくつかありました。ある日、地下鉄『E』ラインの車両での事。とある駅でドアが閉まる寸前、ひょいと見るからにラテン系の男性が飛び乗って来ました。背中にはギターを背負い、頭にはバンダナを巻いてます。飛び乗った瞬間、背中のギターをくるっと前に抱えたかと思ったら、いきなり歌い出したじゃないですか!。もちろん、地下鉄は走っています。車内のけたたましい音に負けじと、笑顔で歌いながら歩いて行きます。明るいラテン(ラ・バンバだったかな?)の歌声が響き渡る中、周囲の人はチラッと見ただけ。驚くでもなく、さして気に止めるでもない様子。そして次の駅に着いたと思った瞬間、上手い具合に歌を歌い切りました(すごい!、ピッタリ!)。ドアが開くと同時にくるっと背中にギターをおさめて、風のように去って行ったのです。走り出した車内は何事もなかったかのよう。あっけに取られたのは私達だけ?!。これは昨年の出来事でした。
そして今回も同じ様な出来事に遭遇しました(もちろん別人です)。地下鉄の何ラインかは忘れました。ドアが開いて私達が乗り込んだ時、大きなバッグ(大小二段重ね)を引いて一緒に乗って来た男性。なぜかやっぱり、バンダナを巻いてます。走り出したとたん、おもむろに小さい方のバッグを開け、トランペットを取り出しました。そして大きい方のバッグ(トランク)は何と、カラオケセットではありませんか。と、スィッチを入れ、バンドと共にトランペット演奏を始めたのです。1コーラスはメロ、2コーラス目はソロを吹いてます。器用にも片手でペットを吹き、もう一方の手には CDを掲げています。自分のCDなのでしょう。何だか私、身に積まされそう・・・。と、言ってる間に次の駅に着きました。乗り換えが多い駅らしく、アナウンスが響き渡っています。ちゃ~んと、彼は電車が止まる瞬間に一曲目を終え、アナウンスが終わるのをジッと待ってます。そして走り出すやいなや、次の曲を吹き始めました(もちろん、カラオケ付きです)。やっぱり、乗客は動じていません(私達も慣れました)。日常茶飯事ってこと?!。
駅の構内や通路でのストリート・ライブは良く見かけますが、地下鉄車内とは恐れ入りました!。どう言う訳か、遭遇する私達もなんだろうね?。かと思うと、ホームレスや物乞い(禁止用語かな?)にも驚かされますけどね。これも地下鉄でした。割と混んでいる車内を、車椅子がこちらに向って来ます。人をかき分けながら、ぶつかりながら車椅子を進めて来ます。何やら声だかにしゃべりながら進んでくる、黒人のおじいさん。良く見ると、手や服が少しすすけているよう。見るからにホームレスっぽいじゃないの?!。さすがに周りは迷惑そうな目でやり過ごしています。なんだ?!、って感じ。当たり前です!。あの狭い車内の通路(それも混んでるっつうの!)を人にぶつかりながら、何事かと思えば物乞いかい?!(周囲の乗客の気持ちを代弁してみました)。そして、とある駅に着きました。私達が下りる駅です。電車が走り去りホームを見ると、あの車椅子のおじいさんもいます。改札を出るには4、5段の階段を昇らなければなりません。・・・あれ?!、いつの間にそのおじいさん、上にいるじゃないの!。階段を昇ったところで、たたんでいた車椅子をひろげてるよ!。しゃんと、立ってるじゃないの!。いや~、ぶったまげた~~~!!!!!。
大胆不敵っていうか、何でもありっていうか、しぶといっていうか・・・この街で生きて行くという事は、並み大抵ではないという事でしょう。人種のるつぼというくらい、外国人がひしめき合っているこの街。とてつもなく貧富の差があり、なおかつ両方が同居しているマンハッタン。今だ、アメリカン・ドリームだって幻想じゃない。この国の人達は何かで一発当てるか、または職に就くか、とにかく先ずは、糧を得る手段に奔走せざるを得ないのでしょう。強くないと生きて行けない街。だからこそ、パワーを感じるのかも知れませんね。どの国の人も、日本人も、ホントに逞しく生きています。とにもかくにも、エネルギッシュで、魅力的な街ではあります、ハイ。
そして今回も同じ様な出来事に遭遇しました(もちろん別人です)。地下鉄の何ラインかは忘れました。ドアが開いて私達が乗り込んだ時、大きなバッグ(大小二段重ね)を引いて一緒に乗って来た男性。なぜかやっぱり、バンダナを巻いてます。走り出したとたん、おもむろに小さい方のバッグを開け、トランペットを取り出しました。そして大きい方のバッグ(トランク)は何と、カラオケセットではありませんか。と、スィッチを入れ、バンドと共にトランペット演奏を始めたのです。1コーラスはメロ、2コーラス目はソロを吹いてます。器用にも片手でペットを吹き、もう一方の手には CDを掲げています。自分のCDなのでしょう。何だか私、身に積まされそう・・・。と、言ってる間に次の駅に着きました。乗り換えが多い駅らしく、アナウンスが響き渡っています。ちゃ~んと、彼は電車が止まる瞬間に一曲目を終え、アナウンスが終わるのをジッと待ってます。そして走り出すやいなや、次の曲を吹き始めました(もちろん、カラオケ付きです)。やっぱり、乗客は動じていません(私達も慣れました)。日常茶飯事ってこと?!。
駅の構内や通路でのストリート・ライブは良く見かけますが、地下鉄車内とは恐れ入りました!。どう言う訳か、遭遇する私達もなんだろうね?。かと思うと、ホームレスや物乞い(禁止用語かな?)にも驚かされますけどね。これも地下鉄でした。割と混んでいる車内を、車椅子がこちらに向って来ます。人をかき分けながら、ぶつかりながら車椅子を進めて来ます。何やら声だかにしゃべりながら進んでくる、黒人のおじいさん。良く見ると、手や服が少しすすけているよう。見るからにホームレスっぽいじゃないの?!。さすがに周りは迷惑そうな目でやり過ごしています。なんだ?!、って感じ。当たり前です!。あの狭い車内の通路(それも混んでるっつうの!)を人にぶつかりながら、何事かと思えば物乞いかい?!(周囲の乗客の気持ちを代弁してみました)。そして、とある駅に着きました。私達が下りる駅です。電車が走り去りホームを見ると、あの車椅子のおじいさんもいます。改札を出るには4、5段の階段を昇らなければなりません。・・・あれ?!、いつの間にそのおじいさん、上にいるじゃないの!。階段を昇ったところで、たたんでいた車椅子をひろげてるよ!。しゃんと、立ってるじゃないの!。いや~、ぶったまげた~~~!!!!!。
大胆不敵っていうか、何でもありっていうか、しぶといっていうか・・・この街で生きて行くという事は、並み大抵ではないという事でしょう。人種のるつぼというくらい、外国人がひしめき合っているこの街。とてつもなく貧富の差があり、なおかつ両方が同居しているマンハッタン。今だ、アメリカン・ドリームだって幻想じゃない。この国の人達は何かで一発当てるか、または職に就くか、とにかく先ずは、糧を得る手段に奔走せざるを得ないのでしょう。強くないと生きて行けない街。だからこそ、パワーを感じるのかも知れませんね。どの国の人も、日本人も、ホントに逞しく生きています。とにもかくにも、エネルギッシュで、魅力的な街ではあります、ハイ。