やっとの思いで辿り着いた延岡でしたが、ホテルに入って気分はグッと軽くなりました。お部屋はスッキリとまとまっていて無駄がなく、何気にセンスがいい。調度品や小物も凝っていてステキ。何よりホテルのスタッフの皆さんの感じがいい。「お待ちしていましたよ」「期待してますよ」と言わんばかりに、笑顔で迎えて下さいました。思わず力が入ります。予想外のトラブルもなんのその。「まっかせなさい!、逆境にはめっぽう強い我々です」と、密かに胸をたたいている私でした。
始まってしまえば、いつも通りになるものです。30分くらいずれ込んだとは言え、サウンドチェックもリハーサルもスムーズに進み、あとは本番を迎えるのみです。(とにかく先ずはシャワーを浴びて、新鮮な気持ちで準備に入らなくては・・・)。ステージは思った通りに盛り上がりました。何と言っても、国道218号線はウケましたね。地元の方には3時間半の山越えの状況が、手に取るようにわかるからでしょう。体はグッタリしているのに、気持ち良く、大いに盛り上がりました。お陰さまで2回ステージはどちらも満席状態で、来て下さった方々には心から感謝しております。いつも言ってますが、やる側、聴く側、両方の気持ちが大事なんです。私達はいつも楽しくやりたいんですから後は、やらせ上手、のせ上手なお客さま次第で、いい空気の輪が出来、いいステージになるのです。その意味でも、気持ち良くステージをやらせていただきました。ありがとうございました。(こちらも違った意味で、テンパってはいましたけど)
流石に終わったとたん、ぷつんと糸が切れたようです。いつもならどこかで、みんなで『おつかれさ〜ん!』と乾杯するところですが・・・。今日ばかりは、そんな元気もありませんよ。それでも部屋にバンマス、ロクさん、たまちゃんとマネージャー二人が来て軽く、乾杯だけはしましたけど。その後、橋の向こうに見える「赤ちょうちん」らしき灯りに引かれて、みんなは出かけて行きました。私はもう、ダメ!。お風呂に入って寝ますよ。何と言っても明日があります。空港へ向けての2時間半のドライブという恐怖(?)が待ち受けています。『3時間半』の経験を生かして学習(?)しなければ・・・(車中で寝ようなんて、あまい?!)。とにかく、ここは寝とこう。
みんなのその後?!。バックステージの写真を見れば一目瞭然!。あ〜ああ・・・ラーメン食べちゃったのね?!。痛風に一番悪いんだから・・・・ね。