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2002年11月アーカイブ

 先日、高校時代の同窓会をやりました。ここ数年恒例になってきて、年に一度は会を催すようになりました。かれこれ10年くらいになるでしょうか。偶然、原宿の居酒屋でバッタリ高校時代の同級生(K君)に遭遇。それがすでに、二十数年ぶりの再会でした。すれ違いざまに、坊主頭の剣道着姿の彼が浮かんだからすごい!。それくらい雰囲気が変わってなかったと言う事ですけどね。当然、「何でここに?!」となる訳で、その日はお互いの連絡先を交換してそれぞれの席に戻りました。数日後連絡を取り、改めて会う事になりました。意外にも(?)彼はアパレル関係の会社に勤めておりました。で、会社の近くの彼の行きつけの小料理屋で再会のやり直し。懐かしい昔話や、近況、東京にいる同級生達の情報を肴に盛り上がりました。今でも同級生何人かと付き合いがあると言うので、それじゃ、皆で会おうと言う事になりました。最初は4、5人で、K君の普段から付き合いのある同級生達。会っている内に「次は誰それにも連絡してみようか?」となり、ただの飲み会も会を重ねる毎に人数が増えて来ました。誰に会ってもすぐにわかるほど皆、面影は変わっていません。何故か、セーラー服とつめ襟の顔と重なってしまうのです。考えてみたらK君もそうだけど、高校時代はそれほど親しい訳ではなかった。でもこうして今、会ってみると旧知の友のように愛おしい。何たって同い年だもの、タメ口はきくは、幼なじみの感覚で言いたい放題。みんなお里が知れてるんだから。大体において女性がやっぱり強い。○○ちゃん、××君、って・・・いいおじさん、おばさんがキャーキャー言ってるのを見て、周りの人にはさぞ奇異に映ったと思うけど。そりゃあ男子は、会社ではそれなりの(?)役職だったり、家に帰ればりっぱな(?)お父さんな訳で、ここで『××君いや〜だ、バッカじゃないの?!』なんて言われてるとは思いませんよね?!。女子だって、いいお母さんや、ベテランキャリア・ウーマンみたいな人が飲んだくれて『こら、ヨッパライ!』なんて言われ、『デ、へへへ』と言ってる姿、想像出来ます?!。ここではみ〜んな公平で、上下もなく、裏もなければ表もない。おまけにカッコつける必要もない。お互いガキの頃を知ってる訳で、身内みたいなものですかね。

 徐々にメンバーが増えて今年は、何と!総勢16人の同窓会となりました。ホントはあと二人参加の予定が急きょ、不幸があり欠席となりました。この年になると不祝儀が多くなるのは当然としても、わざわざ北海道からこの会の為に上京してくれた人もいれば、急な不幸で逆に北海道に行った人もいました。恒例のメンバーでも遠くは滋賀県や群馬県など(当然女性ですが)から、また近県から来てくれるのですからありがたい。その何人かは一泊どまりで、修学旅行さながら楽しみに来てくれているようです。この数年で『恒例の夕張北高同窓会』と形が決まって来たように思います。それもこれも、マメなK君がいればこそ!。彼がいつも幹事を引き受けてくれて、連絡、場所決め、すべてを取り仕切ってくれるからです。まさかこんなに大々的になるとは思ってなかったけど、一度みんなと会うと叉、会いたくなるのです。誰かが事を起こさないと何も進まないのが現実ですが、K君と言うまとめ役のお陰で何となく、毎年一度は懐かしい同級生の面々と会える。うれしいことです。これから毎年、お互いが元気であることを確認するためにも、この会を続けて行きたいね・・と言い合った今年の同窓会でした。先ずは、新宿の高層ビル内のオシャレな(?)韓国風居酒屋で一次会。次に何故か(?)バンコク風バーにて二次会。その間に何人かが引き上げて、最後は(それでも10人)そのバーの向いのカラオケボックスへ。時間のたつのも忘れて飲むは、食べるは、歌うは・・・ホントに楽しいひとときを過ごしたのでした。みんなこの時ばかりは家の事も、仕事の事も何もかも忘れて、少年、少女に戻っているようでした。年に一度、つかの間の、『個人に戻れる夢のひと夜』とでもいいましょうか。又来年を楽しみに別れを告げました。幹事のK君、ホントにお疲れさま!。ありがとうね。そうそう、K君ですが数年前に転職しておりました。名前は真一君と言いまして、「洋服屋シンちゃん」から、今は「葬儀屋シンちゃん」になっています。冠婚葬祭でわからない事はシンちゃんに聞け!、と相変わらず面倒見のいい人なんですよ。ホントに頼りになるんだな、これが・・・・???。