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2002年3月アーカイブ

 おひな様もそろそろ片付けないと・・・。今月は日の経つのが早いんだか、遅いんだか・・・。毎年の事ながら桜が咲いて、お花見日和という矢先に雨が降る、風が吹く。そしていつの間にやら桜が散って、今年も時期が終わってた。ここ数年お花見どころか、じっくり桜を眺めることすらなかったかも知れません。あとで近くでも歩いてみましょう。今日はお天気も良く暖かそうだから、散歩するにはもってこいだわ。

 今月は鼻風邪だ、中耳炎だとよく病院にも行ったけど旭川の森山病院は不思議な縁を感じました。たまたまホテルから一番近かったのですが、ステージ前に行ってみたら何と!、私のいとこの嫁ぎ先と院長先生が懇意だった事が判明。私にとっては幸運で親切にしていただきました。ありがとうございました。おまけに診て下さった先生が私のファンで、このところはアナログ盤を集めてると言うではありませんか。早速このホームページの話をしました。実はディスコグラフィーで紹介出来ないアルバムが2枚ある事。(私の手許にないからなんですが・・・。)するとその先生、「中古屋、聞いてみましょうか?。意外にこっちの方があるかも知れませんよ」って。そして旭川から帰って一週間も経った頃、何とその内の一枚が送られて来ました。スペシャル・ブレンドアルバムがそれです。早速更新させていただきました。残りの一枚も在庫がないか聞いて下さっているとのこと。ホントにありがたい事です。実はもう一人、かなりマニヤな通称「ヤマケン」という方からも『お貸ししますぜ』と言っていただいてました。そうさせてもらおうかしら・・・と思っていた矢先の幸運でした。この方もすごい!。自分のH.Pを公開しているのですが、私の作品における諸評と分析には頭が下がるほどです。私のディスコグラフィーもかなりの出来だと自負しているのですが、このヤマケンさんもホントにすごい!!。去年のスィ−ト・ベージルのライブにも来て下さり、その後で率直な御意見をメールでいただきました。これほど真剣に聴いてくださる人達がいると思うとやりがいもあり、励みになります。ちゃんとやらなきゃ、作らなきゃと背筋が伸びる(?)思いです。人の気持ちに触れる作品を残して行かなければ・・・ね。

 人の出会いとふれあいを感じさせられた3月でもありました。北海道の初日の深川でのコンサートの後、うちの編集長の意向で、恒例の写真集用に深川市長とツーショットを撮らせていただきました。河野市長がH.Pに公開されたのを御覧になり、とても喜んで下さったそうです。昨日事務所に宅配便が届きました。その中には礼状と深川ワインとお菓子が入ってました。お気遣いいただいて恐縮です。でも気持ちがもっと、本当にうれしかったです。人との出会いも交流も、ある一言や行動がきっかけだったりする訳で『一期一会』という言葉をあらためて噛み締めた今日この頃です。思えば夕張に生まれ育ち、小さな街で、私は自分の一生で一体何人の人と出会えるのだろか?・・・そんな漠然とした事を思った事がありました。出来るだけ多くの人と会いたい、自分の存在を知ってもらいたい、子供心にそんな思いが沸き上がったものです。それが多分、都会志向へつながったのだろうと分析します。幸運にも歌手になり、まさにコンサートはそんな出会いの場所でもあります。ライブに来て下さって歌はもちろんの事、私自身を知っていただく機会でもあります。大多数とは言え、私にしてもその土地の気風や人柄を垣間見ることが出来ます。ひょっとしたら個人的に知り合う事もなきにしもあらず。何百人、何千人が一同に会した中、空気感で人との距離が一気に縮まる瞬間があります。このすばらしい出会いの瞬間を得たいが為に、ライブをやり続けるのかも知れません。いや、やり続けます。これからもずっと・・・。
 ソルトレイク五輪もいよいよ明日、閉幕なんですね。始まってしまえば、アッと言う間の17日間でした。
今回も又ドラマはありつつも、意外な番狂わせに驚きました。「勝負」は終わってみなければわからないものですよね。「なまもの」ってことですか。メダルを"取って当たり前"の選手が背負うプレッシャーがどれほどのものか・・・。天国と地獄を分けてしまう一瞬、勝負の世界はホントに厳しいものです。銀盤の華のフィギュア・スケートで、まさかのミスに泣いたクワン選手がその人でしょう。逆に予想以上の"快挙"とたたえられた選手の喜びの笑顔は実に印象的でした。それにしても今回は何と、ジャッジのミスが多かった事か!。これはイケマセン。何となく全体の緊張感を欠くというか、調子を狂わしたんじゃないかと選手達に同情してしまいます。多少なりとも影響はあったと思うのですけど?。それにしても泣く人がいれば必ず笑う人がいる、ある意味では勝負の世界は非情ですね。日本はメダル2個。スピードスケートの清水選手はホントに惜しい銀メダル。金と0.03秒の差というんですから、素人の私なんかは「ホントに2着かいな?!」って疑っちゃうよ!。ミスジャッジじゃないだろうね?、なんてさ。

 久々に日記書きだしたのに、おばさん風にごねてしまいました。今月は末におも〜い仕事を抱えててちょっとナーバスなんです。毎日の積み重ねが大事なんです、と重々わかってはいるのですが・・・。何をしてても心に引っ掛かっていて落ち着かないんです。終わるまでダメですね、こりゃあ。ぼやきが入ってしまいました。せっかくのぞきに来てくれた人は何だろうね、と思うわね。ごめんなさいね。私事でした。ついついクラ〜イ方へ行ってしまう今日の私です。外を見ると何てイイお天気なの?!。風はちょっと冷たいけど、確実に春に向かっていますよね。小春日和の日曜日に散歩にでも行きたいところですが・・・。ここは地道な積み重ねに取りかかるとしましょう。次は晴々と面白いネタでも御披露したいものです、ハイ。3月になったらひな祭りやら、何やら、ウキウキ気分で登場しますからね。今日のところは御勘弁を。愚痴ばっかでごめんちゃ〜い!!。
 3月も中旬というのに北海道はまだ冬最中でした。東京はこの日の最高気温が19℃、かなり春めいています。旭川は、というと最低気温が−9℃で最高が1℃。温度のひらきだけでみると30度もあるんですからすごい!。日本は思ったより広い、とつくづく思います。旭川空港に近づいて上空から下を見たらなるほど、真っ白ですもの。今年はそれでも例年より暖かくこの時期にしては雪が少ないと言うのですが、道路のあちこちにまだ雪が残っていて夜になるとテカテカに凍るのです。もちろん空気はキンと冷えています。その分ホテルの中は暖かい、というより暑い?くらいです。待望の北海道に前乗りで入った私達一行はもう、ウキウキ気分でチェックインするや、皆街にくりだして行きました。先ずはラーメンだとバンマス筆頭にメンバーはラーメン屋へ。私達数人は居酒屋にあたりを付けて街へ出ました。歩いて数分のところに「居酒屋けん」を発見。名前で決めたのですが、さすが場所が場所だけにどのお店に入っても外れる訳がありません。安くて美味しい海産物に季節の珍味と大いに堪能させていただきました。結局あとからラーメン組も加わっていつもの宴会になるのですが、私は一足先に翌日にそなえて退散しました。ちょっと風邪気味なので大事をとって早く休む事にしました。

 翌日旭川から車で40分ほどの深川市に乗り込みました。この日のコンサートは33年の歴史を持つ市民会館を取り壊す事になり、最後の大きなイベントとして組まれたものでした。文字通り記念すべきファイナル・コンサートです。客席880のホールに立ち見も出て大いに盛り上がった事は言うまでもありません。Back Stageの写真コーナーでその模様を御覧下さい。市長さんもお見えになっていて、記念撮影させていただきました。なかなかダンディーで素敵な市長さんでした。名前がいいもの。順吉さんていうのよ。私は純子、あだ名は純平。何か近いものありません?!。2年後には新しいホールが建つと言うので、その時は又呼んでね、とダメ押しをして堅く、契り(?)の握手にて無事終了。旭川に戻りました。

 翌日は旭川市民文化会館で音楽鑑賞協会の主催による今年初のコンサートです。期待に応えるべく盛り上げなければ、と私達も力が入ります。何しろ演奏する側が楽しくなければお客さんが楽しい訳がない、というのが我々流の持論です。思いっきり楽しんじゃうわよ〜!とこの日も気分は絶好調。ただね、何だか鼻がつまっているのと耳が遠いような・・・・?。そうなのよ、実は中耳炎になっていた事が判明。生まれて初めてなったわよ!。そう言えば飛行機に乗っている時痛かったもの。意外に私って敏感?!、なんて言ってる場合じゃないわよ!!。多少不安はあったけど、でも北海道という場所柄、同じ道産子の私は地元だという安心感なのかしら?、自然体でステージに立てました。お客さんの雰囲気も拍手も前日と同様あったかいのです。旭川も久しぶりのホールコンサートです。悔いを残さないよう、とにかく楽しまなくちゃ。そんなみんなの気持ちが一丸となってこの日も盛況のうちに無事終了。この後主催者の方の御好意で打ち上げをやっていただいたのですが、このお店が又うまい!(写真コーナーを御覧あれ)。美味しい魚とでっかい蟹玉、たち汁、魚介たっぷりのでっかい皿うどん等々。北海道特有の量の多さにお腹いっぱい!。お酒を飲むどころではありません。本当に御馳走様でした。これだから北海道はやめられない!。また近々お呼びがかかりますように・・・密かに願いつつ、耳を気にしながら(?)翌日帰途に着いたのでした。とりあえず早いとこ、風邪を治して、耳を治さなくちゃ・・・ね。
 3月に入りました。お天気はまあまあですが風が冷たいったら!。気持ちはすっかり春なのに、身体に開放感がやって来ません。あのぽかぽかした、ひだまりが待ち遠しいですね。さて、先日の緊張感伴う仕事も終えて、気持ちが一瞬ゆるんだところです。あのイベントを見られた方からメールをいただきました。「おも〜い仕事って、あれのこと?」って。そうよ、大きなイベントなので、やらなければならない事が沢山あって、責任が重かったのです。まあ、慣れない事をやるのでかなり緊張してたと言いましょうか・・・。終わってみれば、盛り沢山のすばらしいコンサートだったと思います。邦楽とオーケストラのジョイントとか、クラシックの名曲まで聴けたんですから、トクをした気分ですよ。ただ、そこつ者の私は自分の場面でコケナイ(?)ように、ぶち壊さないように気を使って疲れました。初めて歌う曲がほとんどでしたから・・・。そう言った意味で、おもかったです。私が中心ではないので責任とれないじゃないですか、何かあっても。まあ、無事に終えてホントに良かった!。地道な積み重ねは大事です。勉強させていただきました。

 二日目の仕事を終え、脱兎のごとく新幹線にて東京へ戻りました。最終の1本前に乗れましたが、それでも家に着いたのはギリギリ12時くらい。何度も言う様ですがホントに、便利になって旅の楽しみが減りましたよ。便利さは身体を壊しますね。今回は名古屋ですから仕方がありませんけど。普通であればコンサートが終わって「さあ、打ち上げだ!」と言う頃に私達は(他の出演者も)新幹線の中でひっそり、缶ビールで乾杯してたんですから。それも「一杯だけね」って感じ?。家に帰ってさあ、っていうには何だか中途半端で、おまけに疲れちゃって早々に寝てしまいました。翌日は土曜日でおまけにお天気が良さそう。よし!ってんで久しぶりにドライブにでも行こう、と出かける事にしました。ず〜っと気になっていた館山方面に行ってみようとインターネットで宿を手配。当日だったのでお部屋代を2千円引いていただき、(ラッキー!)幸先良く出かけました。何しろ仕事以外久しぶりのお出かけなんですから、旅疲れを引きずりつつも気分は良好。「そうだ、この際噂の(古い?)東京湾アクアラインの"海ほたる"とか言うのに行ってみなきゃ」「そう、それ、それ」って感じで出かけた訳です。川崎から海底に入って・・・5、6 分走ると、もう出るの??。で、ここが海ほたる?。で、橋渡ってもう木更津???。アレ?!、早いね、もう千葉なんだ・・・。高速代3000円?、高すぎるぅ・・とか言いながら白浜のとある旅館に落ち着いたのでした。『割烹旅館』に惹かれて予約したので、お食事は期待通り。こじんまりとした落ち着いた旅館でした。小さいのでお風呂も小ぶりですが、この旅館のウリは実はお風呂だったんです。イスラエル死海湖からの死海塩温泉とかで「美と創建の癒し湯」とありました。着いた早々、かっぷくのいい(?)仲居さんも言ってましたがサウナ効果バツグンで汗が出るは、出るは、半端じゃありません。後で体重が減りますよぉ、って。?!。アトピーとか、乾燥肌にもいいらしい。ちょっとぬるめなのでゆっくり入ってホッと一息。出た後は確かに汗が引きませんでしたね。ビールの美味しい事ったら!!。やっと(前日の)仕事の打ち上げをやってる気になりました。思い立って、一気にここまで来て良かった。極楽、極楽。お食事は海鮮会席と唱っているだけに夕食は勿論、朝食も豪勢で十分堪能させていただきました。どうして旅館の朝御飯って、あんなに食べられるんでしょうか・・・?。翌朝はマラソン(?)があったらしく、通行止めにならない内にと追い立てられるように旅館をあとにしました。帰りは鴨川方面へ海沿いの道をひた走り。もうすでにサーファーが溢れて、波にもまれておりました。木更津からまた、高い高いと言いながらアクアラインで戻る事にしました。折角なので海ほたるでお茶をして、遠くに見える川崎方面をバックに記念撮影をして、思い残す事なく帰途につきました。出無精の私達にも少し、火がついたようで「また、フラッと出かけようね」なんて言ったりして。そうそう、人生は思ったより短いんだからね、なんて・・・・。

 さて、そうこう言ってる内に気分は中旬のコンサートに向かいます。北海道での2連チャンですが、今頃は
まだ寒いのでしょうね、きっと。でも旭川に3泊もするのですからた〜いへん。美味しい、有名ラーメン店が山ほどあるので気をつけなきゃ、ね。くれぐれも衣装が着れない、なんてことにならないようにと自分に言い聞かせております。皆さん待っててね〜!。楽しみにしてるよ〜〜〜!!!。