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21世紀初のレコーディング日誌 その 4

 6/11(月)夕方4時からvocalレコーディング。初日の一曲目の歌詞が予定通り上がって来たのでこれに挑みました。「A  WAY 」というタイトルでとてもいい内容です。歌い易く思ったより早めに上がりました。幸先がいいこと!。

 6/13 (水)リズム・レコーディング第二日目。今日のノルマは2曲、滞りなく進んでいます。夕方サックスの後藤さん、ジャスティンというニューヨークから来た若者を従えて現れました。一曲目を録音したところで夕食。このスタジオの一階に売店兼食堂(?)があり、ここで毎回夕食をとっています。レコーディングというとお弁当がつきものですが、このスタジオのもう一つの特典はこの食堂でしょう。とにかく暖かいごはんが食べられるというのは嬉しい限りです。早い、安い、量が多い(?)・・・大事です。食後、ニ曲目を録り終え、せっかくだからサックスを入れてしまおうと、早々とこの曲にソロが入りました。とりあえず、といいながら曲のイメージが見えてきます。明日が早いのでキリのいいところで本日は終了。

 6/15(金)今日の予定はリズム一曲とダヴィング。バンマスを悩ませた曲だとか・・・?。思い通りにバンドの良さとグルーブが出て、いい上がりになりました。レコーディング前半のピークも何とか越えられそうです。とは言いつつ、この日はこれまでのこぼれたダヴィングをやり切らねば・・・と朝3時半頃まで頑張りました。一曲(A  WAY)はほぼ完成までこぎつけました。明日(今日?)はスタジオがお休みなので久々にゆっくり寝られそうです。(仕事のあるメンバーには申し訳ないけど、ごめんね)

 6/17(日)新曲のバラードに取りかかりました。基本的には打込みのリズムなのでスタジオは少人数でひっそりしています。私の今日の仕事はキー、テンポの確認の仮り歌なので気が楽です。昨日久しぶりにゆっくり寝たせいか、午後というのに身体が起きていません。情けないくらいボソボソの声なんですもん。いくら仮りとはいえ、後で歌い直しますので。そう言うスタジオにいるみんなも、どことなく今日はどんよりしています。昨日の一日はぼ〜っとしている内に過ぎ、今日は日曜日のせいか辺りは妙に静かな感じ。久々にゆっくり寝たのが仇になりかえって疲れが出たんでしょうか、今日から怒濤の6日間が始まると言うのに・・・。ここら辺りから歌手としての私の出番が増えて来ます。体調を整えて気持ちをグッと引き締めなくちゃ。それにしてもシンセの音色が心地よくて眠気を誘う、誘う・・・・。